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善照寺秋季永代経〜インディーズ落語家ハイジさんの落語会レポート

こんにちは、善照寺住職のへんも(@henmority)です。

古澤巌さんのヴァイオリンコンサートや高橋重人さんのウクレレコンサートをはじめ、善照寺ではほかにもいろいろと開催してきましたが、今回は初の試みの落語!

インディーズ落語家ハイジさんをお招きしてお寺で落語会を開催致しました。

午前の部:秋季永代経〜法話〜落語会

10月27日午前10時より秋季永代経をお勤め致しました。

▼まずはお勤め。仏説阿弥陀経。

住職の法話

今回は落語もあわせての開催ということもあり、住職が法話をしてそのあとハイジさんに落語をしていただくという形でつとめました。

法話では落語家の服装や演じるスタイルはお坊さんのお説教スタイルが影響していることや、落語の中には多くの教訓や学びが含まれていることなどをお話しました。

▼落語の中ではよく知られている「寿限無(じゅげむ)」という落語のネタには浄土真宗のお勤めの中に出てくる言葉がありますよ〜なんて話も。

インディーズ落語家ハイジさんの落語

ハ・イ・ジ、ハ・イ・ジでございます。 カタカナ3文字でハ・イ・ジ、アホでも覚えられる名前でございます、まずは名前だけでも覚えて帰っていただけたら・・・・ と軽妙に始まり、まずは1席。

▼法話でも説明した「寿限無」を披露して頂きました。

落語を生で見るのが初めてという方もおられたので、先に法話の中で説明、それから実際に落語を実演という形だとすごくわかりやすく楽しめたようです。

続いて2席目は「つる」。

鶴という鳥はみなさんご存じですよね?

▼あの鶴はもともと首長鳥(くびながどり)と呼ばれていたけれども、なぜ「つる」という呼び名になったのか?という問いに八五郎がドタバタするストーリー。

3席目は「八五郎出世」。

八五郎の妹が殿様の世継ぎを産んだことで、八五郎は殿様の屋敷を訪ねることに。

職人のべらんめぇ口調で殿様と話をするも、その飾らない姿に殿様が八五郎を気に入り侍に出世するという話。

▼法話と落語を通して楽しく仏教にも触れることができました。

▼お斎として山ともさんから取り寄せたうどんをみんなで食べて秋季永代経は無事終了。

夜の部:善照寺落語会

夜は18時開場、18時半から落語会。

最初に住職と副住職でお勤めをいたしました。

▼夜は照明の効果もあって、勤行の雰囲気がとてもいい感じなんですよ。 そして住職の挨拶。

▼午前中の法話でもお話させてもらった、落語と仏教との関わりなどをギュッと短くまとめた形でご挨拶。

ハイジさんの落語

夜の部は午前中とはまた違う話を3席披露頂きました。

1席目は「風呂敷」。

町内の兄貴分が粗暴な酔っ払い亭主とその妻の困り事を見事に解決する話です。

2席目は「花筏(はないかだ)」 ガタイのいい提灯屋が大関の替え玉を演じて、いろいろとおかしなことになっていく話。

▼どちらもすごい迫力で引き込まれました。 少しの休憩を挟んだあと、3席目はハイジさんの創作落語「愛の賛歌」。

▼これは実際に生で見てもらったほうが良いので内容は割愛。

やはり落語は身振り手振りや目線、空気感を感じられるとすごい迫力です。

▼CDやポッドキャストで落語を聞くことも出来ますが、声量にも圧倒されますし目の前で見るとやはり違いますね!

善照寺秋季永代経〜落語会まとめ

お寺の本堂での落語は空気感がとても良かったですね。

立川談志師匠は落語は「業の肯定」だと言われています。

落語にでてくる登場人物の、高慢だったり、知ったかぶりだったり、愚かだったりする純粋な姿から、常識に覆い隠された自分たちの姿が浮き彫りになるわけです。

植木等さんのスーダラ節にでてくる「わかっちゃいるけどやめられない」という名フレーズ。

落語を通してそのような「人間の凡夫性への気づき」に頭の下がる生き方が開かれてくるのではないでしょうか。

今回の永代経〜落語会を通して、法話と落語の形で開催することでお客さんにも楽しみながら仏教の教えにも触れて頂ける機会となりました。

ご来場頂いた方には大変好評でしたので、また第2回もぜひとも開催したいと思います。

▼ハイジさん、気合いの入った落語をありがとうございました!

インディーズ落語家ハイジさんの出演情報や出演依頼はこちらから

ハイジ噺(ハイジさんのブログ)https://ameblo.jp/eijipooo/

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ここまで落語家という感じで書いてきたわけですが、実はハイジさんの本職はミュージシャン

J-CLASSというバンドでパーカッションを担当しています。 こちらも要チェック!!

http://j-class.biz/