以前修多羅(しゅたら)の記事を書きました。(読んでない人は先にこっちを読んでもらえればと思います。)
この修多羅、実は東京スカイツリーの中にあるのです。日本の伝統技術の展示コーナーにて
スカイツリーの中にある日本の伝統技術を紹介している展示コーナーで・・・・
(2014年5月撮影なので、現在展示が同じか確認できませんが)
どーん!!
これ、修多羅(しゅたら)です。
正絹の紐を規則通りに組み合わせて作ったものです。
この写真の修多羅は展示用なので実際使うものに比べてとても大きいです。
実際どうやって使うものかというと七条袈裟(しちじょうげさ)に結びつけて、袈裟を体に固定する紐と装飾の2つの役割を兼ね備えています。
もともとインドでは花を詰み集めて作った華鬘(けまん)という装飾具で身を飾って仏前に参る習慣があったそうです。それが中国で組紐を使って花に見立てたものが作られたり、また装飾具が変化して修多羅の風習が生まれたのではないかといわれています。
実際使っている修多羅がこちら。
きちんと着るとこんな感じ。
修多羅がもとになってできた言葉
修多羅はたて糸という意味ですよということをかきましたが、正確で秩序よく束ねることも意味します。
この修多羅(しゅたら)という言葉が変化して
「しだら」になって
否定の「不」がついて
「ふしだら」という言葉になったそう。
「ふしだら」というのは修多羅でない。つまり、しまりがない・だらしないというような意味になったそうです。
知らず知らず使っていることばでもこうやって語源やことばの関連がわかるとおもしろいですね。
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