仏壇の掃除をする時に知らず知らずやってしまうのが、蝋燭からこぼれた蝋のかけらを香炉に入れてしまうこと。
これはほんとにやってはいけません。
多くの方が知らずにやってしまっているようなので記事にしておきます。
タップできるもくじ
香炉の中にろうそくの蝋を捨ててはいけない!
お参りをするときに使う、ろうそく。
きれいに燃え尽きてくれると問題ないんですが、時々斜めに溶けたりして、変な蝋の塊が燭台(しょくだい・ろうそくをたてる台)に残ることがあります。
こんなやつですね。
ほかにも、ろうそくを立てる尖ったところにへばりついてたり、小さなカケラが残っていたりすることもあります。
その蝋のカケラが邪魔になるので取り除きたくなるのですが、その小さなカケラをどうするかが問題なのです。
指で蝋をつまんだあと・・・ ・・・これどこに捨てよう?? と思ったときに眼に入るのが線香をいれたりお焼香をする香炉です。
ちいさなカケラだから灰の中に捨てたらいいか、と軽い気持ちで香炉の中に捨ててしまう方がおられますが・・・
これは絶対やめてください!
ここに蝋を入れると、次に線香を焚いた時にとても不快な臭いがでてしまうんです。
蝋は不完全燃焼すると臭い
ろうそくは通常の使用で完全燃焼しているときはほとんど臭いがしません。
しかし 、香炉に捨てた蝋が線香の熱で不完全燃焼した時はすごく煙がでて、なんともいえない臭いが発生してしまいます。
ほんと小さな「ごま」ぐらいのカケラでも部屋中が臭くなるぐらいの臭いを発してしまうので、香炉の灰の中に蝋をすてることはやめておいた方が賢明です。
もしいいお線香を買ったのに、煙がすごくでて変な臭いがするという時には香炉の灰の中にすでに蝋が混じってしまっている可能性があります。
香炉に入った蝋は、すべてを台無しにしてしまうパワーを持っているのです。
香炉に蝋を入れてしまった時の改善策
灰自体を掃除する時はこういう灰ふるい器なんかを使って灰の不純物を取り除きましょう。
かなりめんどくさい作業になるので新しい香炉灰を購入して入れ替えることをオススメします。
値段も数百円ですので、もともと香炉に入っていた灰を捨てて、入れ替えてください。
くれぐれも線香に火がついていないかよく確認してからゴミ袋にいれましょう。
火の取り扱いは十分に注意してください。
仏壇の掃除:香炉編まとめ
新しいきれいなフカフカの灰をいれておくとお線香の香りも損ないません。
ぜひお仏壇の掃除をされるときに、気をつけてみてくださいね。
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おまけ:マッチの燃えかすも香炉にはいれないでくださいね。
これも良く目にしますが・・・
香炉は尊い仏様へのお供えのお香を焚く場所ですから、マッチの燃えかすをぶすぶす針山のように刺すのはやめておきましょうね。