こんにちは、善照寺住職です。
法事の回忌は年数を重ねると分かりにくくなりますよね。
本記事では法事をつとめるべき年数や回忌の数え方について解説しています。
命日を入力すると法事を勤める年がわかる計算機や令和7年・2025年の回忌表もありますのでご利用ください。
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法事の回忌計算機
命日を入力して「計算ボタン」をタップしてください。
回忌 | 西暦 |
---|---|
一年忌・一周忌・むかわれ | 2026 |
三回忌 | 2027 |
七回忌 | 2031 |
十三回忌 | 2037 |
十七回忌 | 2041 |
二十五回忌 | 2049 |
三十三回忌 | 2057 |
五十回忌 | 2074 |
百回忌 | 2124 |
令和7年・2025年の回忌表
今年法事をつとめる方は下の一覧表とおりです。
浄土真宗では1年忌のあと三・七・十三・十七・二十五・三十三・五十・百回忌となる年にご法事を勤めることが多いです。
回忌 | 元号 | 西暦 |
---|---|---|
一年忌・一周忌 | 令和6年 | 2024 |
三回忌 | 令和5年 | 2023 |
七回忌 | 令和元年 | 2019 |
十三回忌 | 平成25年 | 2013 |
十七回忌 | 平成21年 | 2009 |
二十五回忌 | 平成13年 | 2001 |
三十三回忌 | 平成5年 | 1993 |
五十回忌 | 昭和51年 | 1976 |
百回忌 | 昭和元年 | 1926 |
法事の回忌の数え方
ここからは回忌の数え方について解説いたします。
まずは多くの方が勘違いしている、間違った数え方から見てみましょう。
間違った回忌の数え方

一年の法事を勤めたあと・・・
なぜ2年目が三回忌になるんだ・・・?
このように回忌の数え方を間違っている方は下の表のように考えています。
間違った回忌 | 正しい法要の呼び方 | |
---|---|---|
亡くなった年 | 葬儀 | |
亡くなって1年 | 一回忌? | 一年忌・一周忌・むかわれ |
亡くなって2年 | 二回忌?? | 三回忌 |
葬儀のあと丸1年たった命日に勤める法事は1年忌(1周忌・むかわれ)といいます。
この一年忌を、1「回」忌と考えてしまうと、

あれ?
次が三回忌?
二回忌はどこへいった・・・?
このようになって、三回忌がどのタイミングなのか分からなくなります。
正しい回忌の数え方
正しい回忌の数え方を整理すると以下のようになります。
回忌 | 法要の呼び方 | |
---|---|---|
亡くなった年 | 一回忌 | 葬儀 |
亡くなって1年 | 二回忌 | 一年忌・一周忌・むかわれ |
亡くなって2年 | 三回忌 | 三回忌 |
実は葬儀が1回目の回忌なのです。
そのため、満1年の命日で行う一年忌(1周忌)は、回忌としては二回忌に該当します。
- 1年目の法事だけ「一年忌(1周忌・むかわれ)」という名称を使用します。
- それ以降の法要は、「〇回忌」という表現を用います。
これらを理解しておくと、回忌を混乱せず正しく数えられるようになります。
満年数+1が回忌数
同じように考えますと7回忌以降は
満6年で7回忌
満12年で13回忌
満16年で17回忌・・・・
と続いていきます。
ですので3回忌以降は満の年数+1が回忌の数となります。
年数で回忌を数えるなら以下のとおりです。
回忌 | 命日からの経過年数 |
---|---|
一年忌・一周忌 | 満1年 |
三回忌 | 満2年 |
七回忌 | 満6年 |
十三回忌 | 満12年 |
十七回忌 | 満16年 |
二十五回忌 | 満24年 |
三十三回忌 | 満32年 |
五十回忌 | 満49年 |
百回忌 | 満99年 |
回忌や命日を過ぎてしまったら法事はどうすれば良い?
一般に、法事は命日より遅らせてはいけないといわれます。
これは、「大事な法事を忘れないように、早めに計画を立てましょう」という戒めの意味が込められているもので、「遅れると罰が当たる」や「悪いことが起こる」といった話ではありません。
現代では、平日に仕事を休んで法事を行うのが難しい社会になっています。
そのため、土日や祝日を利用するなど、家族・親族が集まりやすい日程を選ぶことが一般的です。
たとえ命日より後の日程になったとしても、集まる方の都合をつけてご法事がつとめられると良いですね。
法事の準備にあたって
ご法事を勤めるにあたって必要な情報を紹介します。
お仏壇のお飾りや道具、作法などをまとめたページ、真宗興正派の道具や作法をご覧ください。
また法事の時の仏壇の飾り方はこちらに図解しておりますのであわせてご覧下さい。
法事が終わったあと、普段の状態にお仏壇を戻す時のおかざりはこちらを参考にしてみてください。
法事の時には良い香りのお線香を御供えしましょう。
今までいろんなお線香を試してきましたが、中でも実際に使って良かったものを紹介しています。